都市計画道路の見直しについて
都市計画道路の見直しについては、平成 26 年度の 3 月議会において、出雲市都 市計画道路見直し検討委員会からの提言内容について報告を行いましたが、その後 の状況について報告します。
１．見直しの状況（平成 26 年度 3 月議会以降）
・平成 27 年 5 月～7 月 見直し方針（案）の関係地域・地区説明会（7 会場）
・ 〃 6 月～7 月 パブリックコメントの実施
・ 〃 8 月 出雲市都市計画審議会開催
２．説明会、パブリックコメントの状況について
説明会については合計 419 名の参加者があり、また、パブリックコメントについ ては 26 件の提出がありました。意見としては、個別の存続、計画変更及び廃止の 方針に対する賛成、反対の意見や、廃止や計画変更した場合の課題意見などがあり ました。なお、主な意見については次頁の表－1 のとおりです。
３．都市計画審議会の結果
見直し方針について、住民意見があった路線については重点的に説明したうえで 審議いただきました。ここで、廃止や変更路線に対する課題事項への留意という意 見はありましたが、見直し方針については了承いただきました。
４．今後の予定
見直し方針により、今後は路線ごとに都市計画法による手続きを進めていきます。 なお、対象となる路線は 4 地域にわたり数も多いため複数回に分けて進め、平成 28年度中には見直し作業を完了する予定です。
◇法定手続き（進め方）
・都市計画原案の策定、関係機関協議
・路線毎の都市計画説明会、公述会の開催
・公告・縦覧
・都市計画案の確定
・都市計画審議会付議
・市議会報告、都市計画決定
同様に 同様に
H27.10月頃
H28.3月頃
報告 都１
全 員 協 議 会 資 料平成２７年（2015）９月２９日 都 市 建 設 部 都 市 計 画 課
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表－1 説明会、パブリックコメントにおける意見（抜粋）
地 域 意 見
共 通
・上位計画への位置付けがある路線や国道バイパスなどの主要な路線につい ては、存続する必要がある。
・交通安全上問題がある路線については、存続する必要がある。
・厳しい財政状況の中、利便性が期待できない路線などは見直しが必要。
・整備した場合、環境悪化を招くような路線については、そのまま存続する ことに反対。
出雲地域
・用地補償費が多額にかかる路線を見直すことについて賛成。
・中心市街地のまちづくり、防災対策、街なか居住などに資するような路線 を見直し、廃止や幅員縮小することについて反対。
・路線の途中から幅員等の道路構造を変更することに反対。
・廃止路線に関し、交通機能を代替えする現道の改良及び付近道路への安全 対策が必要。
大社地域
・主要な通学路となっている路線を見直し、幅員縮小することについて反対。
・主要な通学路となっている路線の見直しに関し、現道危険箇所の安全対策 が必要。
・住宅密集地にある路線を見直し廃止することについて、防災上の問題が残 るため反対。
・国道バイパスとなっている路線のルート変更による存続を要望。
斐川地域
・全線が一体的に貫通してこそ高い整備効果が得られるため、一部を分断し て廃止することに反対。
・市街化誘導、収容空間、防災機能の面から必要と思われる路線を見直し、 廃止することに反対。
・廃止区間について、国道取付が完了していること、国道の渋滞緩和に寄与 すること、過去の投資が無駄になることなどの理由から存続を要望。
・廃止区間について、周辺の道路状況等を考慮し、一部を残す計画変更を要 望。
・廃止区間に関し、現道や付近道路について通学路の安全面などに課題が残 り対策が必要。
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